最近、RFタグを小売店で見かけることが増えてきました。
ジーユーのセルフレジには大きなインパクトを受けました。
10年くらい前、電機メーカーに勤めていたときに社内研修で今後売れそうな製品はどのようなものかという課題があったので、コンビニレジの一括精算システムを実現するための方案を検討していました。当時はコストが高すぎて実現出来なかったものが数年後には実用化されていて、技術革新のスピードに驚いたことを思い出します。
今後もRFタグの単価は下がると思われますので、多くの業種でRFID(ID情報を埋め込んだRFタグから、電磁界や電波などを用いた近距離(周波数帯によって数cm~数m)の無線通信によって情報をやりとりするもの、および技術全般を指す。Wikipediaより)の普及がよりいっそう進むのではないのでしょうか。
製造業で見た場合、これまではタグが高くて使われることが少なかった部材や仕掛品、工具、設備など様々なものに使われていくと思います。
例えば部材にRFタグを使用することを考えた場合、保管場所の管理や入出庫の管理が簡単になります。棚卸しにかかる時間も大幅に短縮する事が可能です。シート状のアンテナを使えば、部材を置くだけで正確な保管位置を特定することも可能です。
これらのことから、部材の管理にかかる人件費を大幅に下げる事や管理精度の向上が期待できます。
10枚単位の小ロットでRFタグを手に入れることもできるようになった現在、NFCタグという名称で販売されているものを使えば、NFC対応スマートフォンのアプリと組み合わせて評価することも簡単になりました。
一度、自社で有効に使うことが出来ないか考えてみてはいかがでしょうか。
当社でもRFタグやICカードを使用した工程管理や部材管理のシステム構築のご相談を承っております。